「北国のこたつ、ラウンド型と四角型ってどっちがいいの?」
結論から言うと、置きっぱなしなら四角型、持ち運ぶならラウンド型 です。
1級土木施工管理技士・第二種電気工事士のセコカンTAKUYAです。
先日、セラミックヒーターから北国のこたつ(ラウンド型)に乗り換えた記事 を書きました。足先まで暖かくなって満足していたのですが、使っているうちに ひとつ不満 が出てきました。
すぐ倒れるんです。
そこで今回、同じ北国のこたつの 四角型(5面タイプ) を追加で買いました。今は
- 現場事務所 → 四角型(D2411)
- 現場詰所 → ラウンド型(D2406B)
の2台体制です。

この記事では、
- 2台の 実測サイズ・重量 の比較(四角型はラウンド型の約2.8倍の重さでした)
- 暖かさの違い(ほぼ同じ。ただし四角型にはひとつ弱点あり)
- 電気工事士として見た 定格ラベルの違い
- 結局 どっちを買うべきか の判断基準
を、2台並べて正直に書きます。
💡 まだセラミックヒーターを使っている人へ デスク下の足元暖房なら、セラミックヒーターより北国のこたつの方が絶対にいい。 これが、セラミックヒーターを5年使って失敗し続けた私の結論です。 ラウンド型か四角型かで迷っても大丈夫。どっちを選んでも、セラミックよりは確実に快適になります。 スリッパの変形・ブレーカー落ち・電気代の比較は、前回の記事 に詳しく書いています。
1.【結論】置きっぱなしなら四角型、持ち運ぶならラウンド型
先に答えを書きます。
| あなたの使い方 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| デスク下に置きっぱなし | 四角型 | 倒れない・形が崩れない・足の出し入れが楽 |
| 足の甲まで暖めたい | 四角型 | 天板がフタになって熱がこもる |
| 現場が変わるたびに持ち運ぶ | ラウンド型 | 約1.0kgと軽く、巻けば直径15cmの筒になる |
| ふくらはぎ側までしっかり囲いたい | ラウンド型 | 360°囲えるので後ろ側も暖かい |
| 電気代を抑えたい | どちらでも同じ | どちらも195W |
暖かさは、体感ではほぼ同じ でした。違いが出るのは「安定感」と「重さ」です。
🛒 四角型(5面)
🛒 ラウンド型(筒型)
2. ラウンド型を使って出てきた不満|とにかく倒れる
前回の記事でも「弱点④ オープン型にすると倒れやすい」と書きました。ただ、実際に毎日使ってみると、囲った状態でも倒れます。
- 足がちょっと当たると倒れる
- 座り直すときに引っ掛けて倒れる
- 倒れなくても、形が崩れて 囲いがゆがむ
ラウンド型は 約1.0kgと軽く、パネルを曲げて筒にしているだけ なので、自立する力が弱いんです。軽さは持ち運びでは長所ですが、デスク下に置きっぱなしにすると弱点になります。
倒れるたびにかがんで直す。1日に何回もやると地味にストレスです。
💡 傾くと自動でOFFになる安全装置が付いているので、倒れても危険はありません。ただ、倒れるたびにヒーターが止まる ので、気づかないうちに足元が冷えていることがあります。
これが、四角型を追加で買った理由です。
3. スペック・実測比較
定格ラベル(本体の表示をそのまま書き写し)
| 項目 | ラウンド型 | 四角型 |
|---|---|---|
| 品名 | 北国のこたつ ラウンド型ヒータ | 足元パネルヒーター 5D |
| 品番(ラベル) | D2406B | D2411 |
| Amazonでの品番 | ZY-30 | ph |
| 定格出力 | 195W | 195W |
| 電源 | AC100V | AC100V 50/60Hz |
| 温度調節 | 無段階(36〜60℃・数値表示) | 可変式 |
| 安全機能(ラベル記載) | 転倒OFF(45°以上傾くと作動) | 時間経過自動OFF・傾倒自動OFF・過熱保護 |
| 注意書き | 発熱面に衣類や布がかからないように | (布の注意書きは無し) |
| 販売元 | 株式会社ゲンキラボ | 株式会社ゲンキラボ |
| マーク | PSE / CE / RoHS | PSE / RoHS / 二重絶縁(回) |
同じメーカー・同じ195Wでも、ラベルに書いてあることがけっこう違います。この違いは第7章で電気工事士目線で解説します。

実測サイズ・重量
カタログ値ではなく、自分でメジャーと秤を当てた数字です。
| 項目 | ラウンド型 | 四角型 |
|---|---|---|
| 展開時サイズ | 幅44 × 高さ58cm(筒) | 幅40 × 奥行36 × 高さ57cm(箱) |
| 畳んだ状態 | 直径約15 × 高さ58cm(筒) | 幅40 × 高さ57 × 厚さ約3cm(板) |
| 発熱面 | 側面+底面 | 左右・奥・底面の4面(天板は発熱しない) |
| 重量 | 約1.0kg | 2.8kg |
| 電源コード | プラグ〜コントローラー 約90cm | 同じ |
| 掛け布 | フリース付属(70×40cm) | 付属なし |
| 購入価格 | 7,999円 | 7,999円(Amazon) |
💡 Amazonの商品ページでは、四角型が「幅55cm・2.86kg」、ラウンド型が「1.4kg」と書かれています。実測とはズレがあるので、設置場所を決めるときは実測値を参考にしてください。
この数字から分かること
① 重さは約2.8倍
ラウンド型は片手でひょいと持てますが、四角型の2.8kgは「よいしょ」と持つ重さです。ただ、この重さこそが倒れない理由 です。
② 四角型は奥行36cm、デスク下で場所を取る
ラウンド型は筒なので、足を入れればそのまま囲われます。四角型は箱なので、奥行36cm分のスペースが固定で必要です。デスク下に配線やゴミ箱を置いている人は、先に測っておいてください。
③ 収納は「筒」か「板」か
ラウンド型は直径15cmの筒、四角型は厚さ約3cmの板になります。ロッカーや棚の隙間に 差し込んで仕舞うなら四角型、立てて置くならラウンド型 が収まりやすいです。重さは違っても、畳んだときの場所の取りやすさは互角です。
④ 高さはどちらも57〜58cm
一般的な事務デスクの天板下は60〜70cmなので、どちらも入ります。引き出し付きのデスクは干渉に注意です。
⑤ 値段も同じ7,999円
私が買ったときは、2台とも7,999円でした。値段では選び分けられないので、使い方で選んでください。
⑥ コードの短さは四角型も同じ
プラグ〜コントローラーが約90cmなのは、前回の記事で書いた弱点のまま。四角型でも 延長コードはほぼ必須 です。
4. 暖かさの比較|ほぼ同じ。でも暖まる場所が違う
| 部位 | ラウンド型 | 四角型 |
|---|---|---|
| 足先 | ◎ | ◎ |
| 足の甲 | ○ | ◎(天板の下に熱がこもる) |
| 足裏 | ◎(底面パネルも発熱) | ◎(底面パネルも発熱) |
| すね | ◎ | ◎ |
| ふくらはぎ(後ろ側) | ◎(360°囲い) | △(若干スースーする) |
| 全体の体感 | 暖かい | かなり暖かい |
消費電力は同じ195Wなので、体感の差は小さい です。
どちらも底面パネルが発熱する ので、足裏はどちらも暖かいです。冷たい床に直接足を置かなくて済むのは、床下に断熱がほぼ無いプレハブ事務所では大きなポイントです。
違いは「足の甲」と「ふくらはぎ」。
- 四角型:発熱するのは左右・奥・底面の 4面。天板(上面)は発熱しませんが、フタになって熱を閉じ込める ので、足の甲まで暖かいです。箱に足を入れる感覚で、こたつ感が強いです。
- ラウンド型:360°ぐるっと囲うので、ふくらはぎの後ろ側まで暖かい。
四角型の弱点:ふくらはぎ側がスースーする
四角型は 手前(座る側)が開いている 構造です。足の出し入れが楽な反面、ふくらはぎの後ろ側は囲われていません。
使ってみると、ふくらはぎ側が若干スースーします。とはいえ全体としては かなり暖かい ので、私は気になりませんでした。
💡 対策:掛け布を手前に垂らす 四角型には掛け布が付いていないので、私は手持ちの布を上に掛けて、手前に垂らしています。これでふくらはぎ側の隙間がかなり塞がります。(買うならどの布がいいかは第6章で紹介しています)
⚠️ ただし 発熱面に布を密着させない こと。上に掛けて手前に垂らすだけにしてください。四角型のラベルには過熱保護が書かれていますが、それに頼る使い方はNGです。

5. 四角型の良かった点
良い点① 簡単には倒れない
これが一番の違い です。
2.8kgの重さと箱型の形で、足が当たってもびくともしません。ラウンド型のように 形が崩れることもありません。
倒れたヒーターを直すためにかがむ、という小さなストレスが毎日ゼロになりました。
良い点② 足の出し入れが楽
手前が開いているので、座る・立つがスムーズです。
現場事務所では、電話が鳴る・来客がある・現場に呼ばれる、と1日に何十回も席を立ちます。ラウンド型は筒の中に足を入れる形なので、立ち上がるときに足が引っ掛かって倒れることがありました。四角型ではそれが無くなりました。
良い点③ 足の甲まで暖かい
天板(上面)そのものは発熱しません。ただ、上がフタになっているので、左右・奥・底面のパネルから出た熱が箱の中にこもります。そのおかげで足の甲が冷えません。ラウンド型は上が開いているので、甲はやや弱めでした。
足裏は、どちらも底面パネルが発熱するので互角です。四角型は 足裏+左右+奥の4面で暖めて、天板で熱を閉じ込める 形です。
📌 商品名の「5面」は パネルの枚数 のことです。5枚のうち、発熱するのは天板以外の4面。天板が発熱すると思って買うと期待とズレるので、注意してください。

良い点④ 布を掛けやすい
箱型なので、上に布を乗せるだけで ミニこたつ になります。ラウンド型の筒より形が安定しているので、布がずれ落ちにくいです。
6. 四角型のイマイチな点
弱点① 重い・持ち運びにくい
2.8kgは、ラウンド型の約2.8倍。現場が変わるたびに車に積むなら、ラウンド型の軽さが恋しくなります。
私が 現場事務所(長く使う場所)に四角型、詰所(移動が多い場所)にラウンド型 と分けているのはこのためです。
弱点② 掛け布が付いていない
ラウンド型にはフリースが付いていましたが、四角型には 付属していません。ふくらはぎ側のスースー対策にも布は欲しいので、本体と一緒に用意しておく のがおすすめです。
掛け布を買うなら「難燃」を選ぶ
ヒーターの上に掛ける布は、普通のひざ掛けより 難燃素材 をおすすめします。燃え広がりにくい素材なので、万が一熱がこもっても安心感が違います。電気工事士としては、暖房器具の近くに置く布こそ素材を選んでほしいところです。
選ぶなら Hilander(ハイランダー)難燃ブランケット ハーフ がちょうどいいサイズです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 約140×100cm |
| 素材 | ポリエステル100%(難燃素材) |
| 重量 | 約0.65kg(収納袋含む) |
| お手入れ | 手洗い可 |
| 価格 | 3,580円(楽天・Hilander公式ストア) |
四角型の上面(幅40×奥行36cm)に掛けて、手前に高さ57cm分を垂らすには、片方の辺が100cm以上 必要です。ハーフサイズの140×100cmなら、上に掛けて手前まで垂らしても十分な長さがあります。通常サイズ(200×140cm)は、デスク下では大きすぎます。
⚠️ 難燃素材でも 燃えないわけではありません。発熱面に密着させず、上に掛けて手前に垂らす使い方は同じです。
弱点③ ふくらはぎ側がスースーする
第4章で書いた通りです。掛け布を手前に垂らせばかなり改善します。
7. ⚡ 電気工事士として見た、2台の違い
四角型には「二重絶縁マーク」がある
四角型のラベルには、□の中に□がある「回」のようなマーク が付いています。これは 二重絶縁構造 の印です。ラウンド型のラベルには、このマークはありません(PSE・CE・RoHSのみ)。
二重絶縁とは、電気が通る部分を 2重の絶縁で守っている 構造のこと。1枚目の絶縁が傷んでも2枚目が守るので、感電しにくい設計です。電動工具やドライヤーにも付いているマークです。
だから、このヒーターの電源プラグには アース線がありません。アース無しでも安全側に設計されている、ということです。
四角型は「過熱保護」がラベルに明記
ラベルに 過熱保護 と書かれています。発熱体が異常に熱くなったときに止まる仕組みです。
箱型は布を掛けて使う人が多いので、ここが明記されているのは安心材料です。ラウンド型のラベルには、過熱保護の記載はありません。
「布をかけないで」の注意書きは、ラウンド型にだけある
ラウンド型のラベルには 「発熱面に衣類や布がかからないようにしてください」 と書かれています。四角型のラベルには、この一文がありません。
ただし、四角型なら発熱面に布を掛けていい、という意味ではありません。私は四角型でも、布は上に掛けて手前に垂らすだけにしています。発熱面に布を密着させて熱がこもる使い方は、どちらの機種でも避けてください。
傾倒OFFの角度は四角型には書いていない
ラウンド型のラベルには「45°以上傾くと作動」と角度まで書いてありました。四角型は「傾倒自動OFF」とだけで、角度の記載はありません。
ただ、四角型はそもそも 倒れにくい ので、実用上は気にならないと思います。
消費電力は同じ195W|電気代も同じ
どちらも195Wなので、電気代は 1時間あたり約6.05円(31円/kWhで計算)。
| 使い方 | 電気代 |
|---|---|
| 1時間 | 約6.05円 |
| 1日9時間 × 月20日 | 約1,088円/月 |
| 冬季5ヶ月 | 約5,441円 |
電気代で選び分ける必要はありません。
📌 セラミックヒーター(600W)と比べた電気代の詳しい計算は、前回の記事の第6章 で書いています。
8. 結局どっちを買うべき?
四角型(5面)がおすすめな人
- デスク下に 置きっぱなし にする
- ヒーターが 倒れるのがストレス
- 足の甲まで 暖めたい
- 席を立つことが多い(足の出し入れが楽)
- 布を掛けて こたつ感覚 で使いたい
ラウンド型(筒型)がおすすめな人
- 現場が変わるたびに 持ち運ぶ
- 軽さ・収納性 を重視(巻けば直径15cm)
- ふくらはぎの後ろ まで暖めたい
- 付属の掛け布ですぐ使いたい
2台持ちという選択肢
私のように、長くいる場所に四角型、移動が多い場所にラウンド型 という使い分けもアリです。消費電力は同じなので、ブレーカーの心配も同じだけ少なく済みます。
迷ったら、まずセラミックから乗り換えて
ここまで2台の違いを書いてきましたが、正直に言うと、ラウンド型と四角型の差より、セラミックヒーターとの差の方がずっと大きい です。
- 足先まで暖まる(温風のように上に逃げない)
- 600W → 195Wで、ブレーカーの心配がほぼ消える
- 電気代は約1/3(冬の5ヶ月で約11,300円の差)
- 空気が乾燥しない、ファンの音がしない
どっちにするか決めきれないなら、置き場所が決まっているなら四角型、迷ったら軽いラウンド型 で十分です。大事なのは、どっちを買うかより、今すぐセラミックから乗り換えること です。
9. まとめ
| ラウンド型 | 四角型 | (参考)セラミックヒーター | |
|---|---|---|---|
| 暖かさ | ◎ | ◎ | △(足先が冷える) |
| 足の甲 | ○ | ◎ | △ |
| 足裏 | ◎(底面発熱) | ◎(底面発熱) | ×(温風が上に逃げる) |
| ふくらはぎ | ◎ | △ | △ |
| 安定感 | △(すぐ倒れる) | ◎ | ◎ |
| 足の出し入れ | ○ | ◎ | ◎ |
| 重さ | ◎(1.0kg) | △(2.8kg) | - |
| 収納 | 筒(直径15cm) | 板(厚さ約3cm) | - |
| 価格(購入時) | 7,999円 | 7,999円 | 約5,000〜10,000円 |
| 掛け布 | 付属 | 別途必要 | 不要 |
| 消費電力 | 195W | 195W | 強1200W/弱600W |
| 電気代(冬5ヶ月・1日9時間) | 約5,441円 | 約5,441円 | 約16,740円(弱600W) |
| ブレーカーの心配 | ほぼ無し | ほぼ無し | あり(実際に落とした) |
| 乾燥・ファンの音 | 無し | 無し | あり |
2台の暖かさはほぼ同じ。選ぶ基準は「置きっぱなしか、持ち運ぶか」です。 そして、セラミックヒーターと比べれば、2台ともはっきり上 です。
※セラミックヒーターの列は、私が5年使ったアイリスオーヤマ PCH-125D-W での実体験です。電気代は31円/kWhで計算しています。
ラウンド型で唯一不満だった「倒れる」が、四角型でなくなりました。現場事務所のデスク下に置きっぱなしにするなら、私は四角型を選びます。
ラウンド型で唯一不満だった「倒れる」が、四角型でなくなりました。現場事務所のデスク下に置きっぱなしにするなら、私は四角型を選びます。
📅 使用レポートは随時追記します本格的に冷え込む12月〜1月で、2台がどうだったか。正直に書き足していきます。
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現場事務所の寒さ対策で「うちはこうしてる」という話があれば、X @takuya_gadget まで教えてください。
セコカンTAKUYA(1級土木施工管理技士/第二種電気工事士)
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